Tomoko's Art主婦日記

アート主婦の作品を紹介するブログです。

エゴン・シーレに憧れて

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フォト:美大時代に初めて訪れたパリで買ったエゴンシーレの画集

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皆様こんにちは!毎日暑いですね。

ブログに遊びに来て頂きありがとうございます。今回は前に投稿したウィーンモダンの話題に関連した、画家エゴンシーレについて等々、です。



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シーレは私の大学時代のアイドルでした。

フォト:習作ーシーレの肖像画(油彩)

作品を見て頂けたら分かりますがシーレの絵は本当にカッコいい!しびれます!画家本人もとてもカッコ良くて思わず油絵のポートレートを描きました。

 

個人的にとりわけ好きなのが、ドローイングと作品に表現されるまるでファッションフォトの様なポージングの美しさ!画塾の先生には勉強になるからシーレの画集を見なさい、とよくいわれました。留学中もこの画家が好きだという人と沢山出会いました。

人気をつくづくと感じたものです。

 

もうすぐ六本木の展覧会も終了するので、

東京で再び実物を見ることが出来るのはいつの事か、、、と残念に思います。(T-T)

 

もしくはウィーンに行くしかない!

とりあえず当分は手持ちの画集を見ることになりそうです。(^-^;

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コラム🔍:鑑定!エゴンシーレは本物か?

 

あるテレビ番組でシーレのドローイング作品を骨董市で買ったのだが鑑定をお願いしたいという興味深い話がありました。テレビの画面からはその真贋は分かりかねましたが、鑑定結果はニセ物でした。

 

その時の鑑定人の言葉がとても印象に残りました。「本物の線はもっと神経質なヒリヒリとしたような線だ。こんなに単純な線ではない。」そう、そう!!と私は聞いていて思いました。

 

画家が表現する線はその人独自のリズムだったり、筆圧、センスで産み出されるたいへん複雑なもので、描く人間の指先からエネルギーがでるという説もあります。

画家のはしくれとして私もそこには相当気をつかっています。

 又このエピソードから考えることがある。

ものすごいスピードでテクノロジーの進化する現代、人による贋作というより絵も、AIによって簡単にコピーされるのかもしれません。

けれど私は人間の描く力を信じています。

色んなタイプの画家がいますが私自身は自分でも理屈では説明出来ない、即興性や気まぐれな判断で作品を描くタイプ。(もちろん大まかなイメージはありますけれど。(^.^))

まだまだAIには追い付かれない人間力のある作品を描きたいと思います。

 

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