皆様お元気ですか?今年は色々と波乱にとんだ前半ですね、個人的にも年明け早々、町中で転ぶというまさかの展開でをちょっとしたハプニングを経験しました。幸いキズはたいしたことなくすぐに良くなりましたが、その時、アートと体について感じるものがあった。今日はそんなお話をアップ致します。
その日の事を振り返ります、大人になってから転ぶ経験は初めてでした。心理的なショックで一瞬パニックに陥りました。とっさの判断で近くにあった整形外科にいく事に。
待合室では、大きく破けたジーンズからのぞく血まみれの膝を見て、自分の情けなさに泣きたい気持ち!心も体も痛いなぁと思っていたその時、壁に掛けてあった一枚の絵に目が行きました。全体にブルー系の花を描いた水彩画でした。さらにそれだけではなく、気付くと誰が描いたのか良く分からない沢山の絵がさり気無く飾られている…。しだいに気持ちが和らいできた。
そして私は今、リラックスしていると感じました。特にあのブルーの花の絵に気持ちをほぐしてもらったのは自分でも良く分かりました。
恐らくアマチュアかセミプロによると思われる作品達。病院の無機質な壁を彩るには充分な効果で、もちろん絵は脇役ですが私は病院側のそんな小さな配慮が素敵だなぁと感じました。
さらに待っている間にきっとこのキズは最短で治るのではないかと思えてきました。この絵は細胞の修復を助けてくれているに違いないと思ったからです。
人間の体が弱った時やケガをした時、自然やアートなど何か美しいものに触れると不思議なエネルギーを与えてもらえるのかもしれません。アートのパワーがあの時には本当に効きました。
もうすっかりキズは癒されたけれど私はあの絵を忘れないと思う。ありがとう!
この絵は実際とは違う私の絵です。が、どことなくあの絵と同じ印象を抱く絵。院内には草木や人物の素描など大小様々な絵が壁に沢山かかっていました。決して豪華ではなく簡素な額に入れられた作品達でした。
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Body and mind are connecting each other….
And Art healed the pain.
心と体はつながっている、アートにキズを癒された出来事…。
今日もブログに遊びに来て下さりありがとうございました!
(尚、院内での撮影は遠慮した為、アップした絵はあの時のイメージと重なるマイアートです。watercolours by Tomoko)
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コラム
そういえば、今回の話題とは別件ですが、
ノーベル生理学・医学賞を受賞されている
大村先生は母校、女子美術大学に深く関わっていらっしゃる事を思い出しました。又以前紹介させて頂いた歯科医院の先生も私の活動を応援して下さっています。きっとアートは理屈を越えたところで医療やサイエンスの世界、はたまたスピリチュアルな世界、宇宙につながっているのではないか…と改めて感じます。