この絵は私の絵ですが、私の描いた絵ではありません。
正確には私の買った絵。
描いたのは「児玉 幸雄」先生
絵はインテリアを作る大事な要素である、
というのが持論。その点では幸い通常は自作を飾り楽しんでおります。
がある日、ひょんな事である方から展覧会に誘われ、私は絵を買う経験をする事になりました。良かったら行ってみてと差し出された葉書は銀座の日動画廊の案内。敷居が高いなぁと感じつつも好奇心の方が勝つ形で行ってみることに…。
重厚な作りのドアを開けると素晴らしい作品の数々が画廊の壁を埋めつくしていました。圧巻!ただしこの画廊、普段チケットを購入して入場するタイプの美術館とは性質の異なるギャラリー。作品の下に値段が表示されてあるのを見ると緊張感がはしります。
しかし、いかにもという売り子がはりついているわけでもなく、時折興味のある人がふらりと入ってきて鑑賞。中には仕事の合間か、休憩中なのか会社員風の方々もいて、案内状などなくても気軽に出入りしている様子。画廊の方もこの方はお客さんというサインがあると対応という流れのようです。そう察すると身構えていた緊張感もしだいにとけてきました。
せっかくなので、肩の力を抜いて絵をしっかりと拝見させて頂くことに。
ここで改めて私の思う児玉さんの絵について。とにかく画家の仕事とはこういうものだとつくづく感じる絵。自由自在な筆の運びや色使いは本当に洗練されている!!又先生の作品からは非常にポジティブなエネルギーを感じます。又暖かさのある画風も特徴。私もこんな風に描けたら…という憧れと、尊敬の念が沸きおこった。同時に価格にも目をやる形で鑑賞。(すでに沢山の売約済みマークが。)するとさすがに油絵やカラーの作品では相当の値がはるものの、スケッチやドローイングになると私でも手に届く作品があることが分かってきました。
しだいに絵を買ってみたいという気持ちが芽生えてきた…。壁にかけて私自身の描くモチベーションをあげてみたい!と思ったのです。きっと本物の絵はインテリアであると同時に画家が真っ直ぐな気持ちを込めたある種の良質なエネルギーそのものでもあるのです。気持ちが固まると後はタイミング!今手にいれてみたいと思う作品がありました。よしっ!
あの…、この作品を買いたいのですがと声をかけることに。。。
画廊の方は初めて絵を買う私にも優しく対応してくれました。展示期間が終了したら自宅に届く手配が整い……。
「私の絵」がやって来ました!
とても嬉しくなりました。☆☆☆
あの時も調度今のような桜の季節だった、だからふと思い出しブログにアップしました。
というわけであれからしばらく経ちますが、
それ以来、家の壁には児玉さんの絵がかかっています。その時感じた感覚のまま、いつも絵を見れば良いエネルギーをもらっている。感謝です。(^^)
それでは本日もありがとうございました♪
・左上画像は家に送られて来た時の箱、ギャラリーの包装紙もそのまま。
尚、日動画廊について興味のある方はぜひお出かけになるか画廊ホームページなど、ご覧頂くとよろしいかと思います。もしかしたら私のように思いがけず未来のあなたの絵との出会いがあるかもしれません。(^^)