皆様こんにちは!
お久しぶりです!色々とたて込んでおり結局久しぶりの投稿となりました。すみません!
少し前ですが、、、
人生で初めて皇居の中にある三の丸尚蔵館に行った話題です。私は今まで国内外で比較的、多くの美術館など文化施設に訪れているほうかとは思いますがこれは初めての経験でした。
きっかけは朝、何気なく見ていたテレビ番組。こちらの尚蔵館で貴重な美術品を見られるといった内容で、現場をレポートする方の後ろに映っていたのが安土桃山時代の絵師、狩野 永徳により描かれた屏風画でした。
テレビの画面ごしでさえ迫力を感じ、本物を見たい!という衝動がはしりました。
すでに展覧会は開催中。急がねば!とスマホでチケット入手について検索するとその段階ではまだ少しチケットが残っているようでした。
あぁこういう時に自分を呪うのですが、オンラインでの入手方法が分からず、仕事を終えるシロクマの助けが必要なのでした。
しかし、クマは仕事が忙しかったようで、明日にして~と言い放ちその日は就寝。
次の日に持ち越しとなりました。
翌日何のチケット取りたいの~とクマ。
ようやくネット販売の画面を見るとショッキングな事実が判明!もう残り数枚なのであった!Σ(゚∀゚)ひゃ~。
しかしパニックになる私と対象的にクマは冷静にパソコンを操作。皇居に興味を示したクマの分とギリギリセーフで二枚のチケットをゲット出来たのです。
そして訪れた初皇居!お堀にかけられた橋を渡り門をくぐったときには結構ドキドキ感がありました。
*尚、なぜ皇居に尚贈館があるか詳しく知りたい方はこちらの公式ホームページをご覧頂くとよろしいかと思います。
写真下:尚蔵館の看板
というわけで建物に足を踏み入れ、まず私の目にとまったのは、鎌倉時代の絵巻物。良くこんなに美しく残っていたよね、という保存状態がすごい。
しかし意識は同じ部屋の、もうその存在をちらつかせている伊藤若冲の絵に向いており、実際に絵の前に立つと美しくその独特の表現にうっとりとするのでした。
(今回4枚の作品が展示されていた)
続きましては酒井抱一などの名品を観賞して(意識はやや駆け足)別の展示室へ、、、。そしてついにあった!あの作品が!!!
Oh! my God !オーマイゴッド!
今まで見たどんな美術作品よりも圧倒的な存在感を持ち、心震える作品でした。
何しろこの絵は戦国武将が生きていた頃に描かれ、狩野永徳の描く世界はそんな戦国の時代に描かれたものすごい緊張感と迫力のあるものでした。
あの織田信長や豊臣秀吉に絵師として仕えていたわけで凄まじい…。
私はずっとこの絵の前に立ち尽くしていました。正直もう他の展示なんてどうでもよくなりました。
今度又この絵に会えるのはいつだろう?
私は毎日この絵を見ていたい気持ちになりました。
数日間はその余韻に浸れるほどで、改めて日本の歴史、日本美術史を学び直したいという気持ちも沸き、早速本を読みあさっています。若い頃は海外に憧れ、もっぱら西洋絵画だけに興味を持つ時期がありました。
しかし年を重ねるにつれ最近は日本の歴史や美術に興味を引かれ自分が描くものにも変化が表れている気がいたします。
又新しく経験する事も同様。わざわざ海外に出かけなくても身近で知らない事が沢山あると実感しています。今回の皇居訪問もです。これからも沸き起こる興味にまかせ色々なものを見て学んでいきたい、そして自身の絵に生かして行きたいです!
本日はアクティビティのカテゴリーからのお話でございました。
毎日暑いですが、日本の夏を楽しもうと思います。皆様もお元気で(^^)/
今日もありがとうございました。🙇
©️2024Tomoko's Art 主婦日記
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◆余談◆
ちなみに屏風は二枚展示され、興味深い点がありました。
一見二枚共、永徳により描かれたと思ってしまうのですが、画面の迫力がぜんぜん違う、おやっ!?とよく説明文を見返すと一枚は永徳のひ孫により描かれた作品なのでした。つまりは描いた人物、及び時代の違いで絵の放つ魅了がまったく違うという事です。絵を見比べる事の面白さにもつながりました。これはあくまで私の絵画的嗜好ですが、かなり有名な絵ですので機会がありましたらぜひ皆さまもこの絵に会いに行ってみて下さい!きっと私も又会いにいきます!
写真:下
向かって右側の屏風には右下に狩野永徳の名前が書かれている…。