私はミケランジェロのファンである。
ファンの-あかし-として上の写真、ダビデ像を油絵に取り入れた-静物画-を後半掲載しています。合わせてご覧ください。(^^)/
作品だけ見たい方はスクロールしちゃって下さい!
というわけで今回めったにない機会を逃すまいと上野に向かった!
profile-ミケランジェロ(1475-1564)
ルネッサンス期に活躍した彫刻家、画家、建築家。イタリア、フィレンツェ郊外の出身、初期は主に彫刻家としての仕事に没頭していたが(冒頭の写真も20代の傑作)ローマ教皇ユリウス二世に画家としての仕事を命じられ、システィナ礼拝堂天井画制作には四年を費やす。1508-1512(余談となってしまうがスピルバーグ監督の代表作 E.T.、主人公エリオット少年とETが互いに指を合わせるイメージが宣伝に使用され、それはその天井画の一部「アダムの創造」からヒントを得ているといわれています。興味のある方はググってみて下さい!とても美しい絵です(^^)/)
ただし多くの記録によると本人は自らを画家ではなく彫刻家と考えていた。絵画の仕事依頼でさえ、彫刻家ミケランジェロと念を押し、サインをしていたという話が残っている。その後も紆余曲折を経る天才であったが再び彫刻制作を復活させる時期が訪れ50代半ばに制作したのが今回初来日の作品で未完成。主題が何かを決定付ける肝心な部分が欠如している為、ダビデか又はアポロという解釈でダビデ・アポロと両方の名が付けらた異色の作品でもある。
しかし、そんな事情はさておき、私にとっては日本で貴重な作品が見れる事が何よりの喜び!さすがはミケランジェロ!清く、強く、美しい!その彫刻には崇高な美のオーラがあった。周囲に立つ観客達も皆うっとりと魅了されているのが分かる。そしてまだノミの削り跡が生々と残っていて、本物なんだ、という事を痛感させられる!
高校の時に画塾の先生から聞いた印象的な話があった。
彼の制作スタイルは度肝を抜くもので、一般的な彫刻家が四方から少しずつ段階的に彫るスタイルではなく一方からいきなり形を決めていく仕事が出来たのだそうだ。だから未完成の作品には石から完成された手だけが唐突に出現✋というものもあるらしい。
なにせ石を見るとその中に眠っている彫刻の形がありありとイメージ出来たというから凄い!そして頭の中にある完成形を大理石から完璧に掘り出す技術を持っていた!まさに神技である!
天才でない私は天才に憧れる。。。(*^-^)/
若い時に大好きなダビデ像が見たくて(最初の写真)バックパッカーになりフィレンツェを旅した。本物は非常に大きくてびっくりした!作品へのオマージュを表し、恥ずかしいのを承知でダビデを使った静物画を二枚描いているが、以下にアップする写真はその内の一枚である。(油彩 F30号 全体図と部分)
心ときめくミケランジェロの作品!美術史上の最高傑作!現在はブラリ独り旅はなかなか難しいが、私は人生の中で再びチャンスを見つけじっくりと本場で作品を見たいと強く思っている!(p^-^)p
Tomoko.
statue photo ミケランジェロと理想の身体展
post card より