Tomoko's Art主婦日記

アート主婦の作品を紹介するブログです。

The Rosesーバラの絵


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皆様こんにちは!少し寒い日が出てきました。暖色の絵は見る人の心をホッコリと暖める効果もあるかと思い、今日はこの絵をアップしました。

作者としては画面にのせた絵の具の一筆一筆がまるで毛糸を使って編み物を仕上げたかのようにあったかい印象の絵だと思います。

ご覧になる方が暖かい気分になって下さったら嬉しいです\(^^)

 

◆コラム(この絵にはポスターがあった!)

 

銀座個展の際、この絵は会場玄関のメインポスターとして使用していました。以下の出来事は事実に基づいたお話です。

 

会期中のある朝、オープン前の画廊玄関の路面に外国人がウロウロと立っておりました。

何だろうと気にかけつつ開場の時間をむかえると、先ほどの外国人が興奮気味に現れ、こう言われたのです。ポスターを売って欲しいと…。予想外のオーファーでビックリ!しかし残念ですが会期中にこのポスターは外せないので無理です、と説明。(ポスターは一枚しかなく来場者の目印になっていた為です)結局しばらく粘られましたが私の名刺だけは一応お渡しする形でその方は残念そうに去って行ったのでした。私はアメリカで〇〇屋(〇〇は食品)をしているという言葉を残して。それは大変アメリカらしい食べものでした。勝手な想像で私のポスターがこのおじさんの小さな店で張られたかもしれないのかな?と一瞬頭をよぎりました。が、とにかくお断りしてしまったのでした。

 

個展も無事終了した数日後、私はパソコンのメールチェックをしていました。そうしたら海外からの受信が数通入っています。件名は絵のタイトルでした。ビックリしながらメールを読むと、なんと帰国後もあの絵が忘れられないので、もう個展も終わっているだろうから、どうしても譲って欲しい!というあの方からの連絡だったのです。さらに張り付けてある電子版の名刺を見てダブルの驚きでした。そのロゴは全世界にチェーン展開しているアメリカの食品メーカー。先日の方がその会社の大変偉い方だったことが分かりました。

 

この絵を好きと言ってくれた気持ち、熱意、アメリカからのビジネスマンが私のような無名のアーティストの作品を飾ってくれることに心から嬉しくなりました。もちろんポスターは発送させて頂き、後日、私は自宅でこの作品を楽しんでいる、大変ハッピーであるとメールではなくお礼の手紙が届きました!

絵というのは不思議なものでその人にとっては大変な魅力があり、出会っちゃたな!と特別な思い入れが芽生えるケースが間違いなくあるようです。

 

ちなみに私はハガキサイズのポストカードでも大きな絵でも飾ってくれる全てのオーナーさんに感謝しております。現在の東京のアトリエから心を込めて描いた作品が全国に、その上時には世界に羽ばたき、沢山の人に喜んで頂けたらと思います!ブログをご覧の皆様もいつも作品を見てくださり本当にありがとう!\(^^)/

 

本当に急に寒くなってきました。皆様お体に気をつけて元気にお過ごし下さい!

 

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