待望のクリムト展に行ってまいりました。
数十年前、高校から、大学までクリムトの世界にはまった時期がありました。(後半にそれを示す作品あり(^^)/)
その当時裸婦のモデルさんを描く機会もあって、卓越した表現で女性を描くクリムトの絵画の美しさに憧れた時期でもありました。画集を買い、その絵をしばしば眺めていました。ですが、当時は日本で本物の作品を見ることはかなわなかった。あの頃の憧れがよみがえり、クリムトが来るのかぁとこの機会を心待ちにしておりました。
結論からお伝えしますと、この展覧会は期待を裏切らない素晴らしいものでした。
画集で見るのと本物は全然違います。本やネット画面では絶対に見れない筆の跡やきらめき、消えそうな位繊細な鉛筆の線を目視する事が出来ます!又実物は思っていたのと「サイズ感」がかなり違っていました。まさに生で作品を見る事の醍醐味!
解説も非常に分かりやすい展覧会で、展示の構成も素晴らしかった。作品に対する理解がより深まりました。日本美術がクリムトの創作に必要不可欠であったこともよくわかります!
又別の視点ですが、十代の時に画塾の先生が、クリムトはたくさんの女性モデルと戯れながら、とてもセンシュアルな環境で描いていたんだ。というお話をしていたのをよく覚えています。そういう事全てが作品に表れているんだなぁとつくづく実感。そうでなければあんな官能的な女性の表情が描けるわけがないと思います。
淫靡な世界、しかしそれが芸術とうまく融合して唯一無二の作品を作り出しているのですね、あまりに美しくて思わずため息が出ました。
それにしても東京でこれだけの作品が一挙に見られる事には本当に感謝感激でした!もう一つクリムトを見られる展覧会が六本木で開催されていますので私はこちらにも行く予定です。国内でクリムトが堪能出来る貴重な機会かと思います!皆様もぜひ!
それでは今日もありがとうございました。又ブログに遊びにいらして下さい\(^^♪
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以下、参考作品
「誕生」と名付けた習作(部分)
クリムトにはまっていた頃の懐かし作品をアップ!
高校3年の時、コラージュとマーブリングで取り組んだもの。(画塾の課題でした)
当時使用していた糊が化学変化を起こし、劣化していました。 修復出来そうなので、キレイに治し大切に保管しようと思います。
©️2019 Tomoko's Art 主婦日記